SixTONESのデビュー曲【Imitation Rain】によせて
とうとう世に放たれましたね。
SixTONESのデビュー曲。
書き殴るよ。
ジャニーズからデビューするグループのデビュー曲がYOSHIKIプロデュースという、とんでもない展開にとち狂った前回のブログはこちら。
正直、たかだか数ヶ月のスト担以前に古の20年選手バンギャの私が抱いたImitation Rain初回の感想は
いやめっちゃYOSHIKI
もう何がどうとかじゃなく、
めっちゃYOSHIKI
でした。
ピアノもバスドラもImitation Rainというタイトルも、紅に染まってるのも…。
世間の想像する『YOSHIKI』をふんだんに盛り込んだ仕上がりだな…と、そこに面食らってしまった。
すごく雑な言い方をすると、記号化されたX JAPAN、YOSHIKIじゃないか、と。
しかしながら、それだけのYOSHIKIイズムを盛り込んでくださったことが、大変な誉れであることを同時に感じました。
そして、その強烈な記号を持ってしても、飲まれずにSixTONESであったというところに、私は改めてすごいアーティストに出会ったなと、今しみじみとしています。
だって、X JAPANのアイコンとも言える部分を引用してくださったということですよ。
YOSHIKIという人が、どれだけの熱量でX JAPANと生きているかという話は、ここでは書き表せないのですが、そんな簡単に引用していただけるものじゃないだろう、と理解しています。
SixTONESというグループに可能性を見出し、いちアーティストとして認めなければ、そんな大事なもの受け渡しちゃあくれないだろう、と思うんです。
少しでも気になった方は、YOSHIKIという人、そしてX JAPANを紐解いていただければ。
(とんでもなくドラマティックです。ドラマティックという言葉で表すには陳腐なくらい)
そして、きちんとSixTONESの実体を捉え作られた曲だということが伺え、改めて音楽家YOSHIKIの素晴らしさを再認識しました。
全部を通して聴けていないため、あくまでTVサイズでの感想にはなってしまうけれど。
SixTONESの持つ声の特徴を活かしつつ、新しいところに引っ張ってくれている、自分のフィールドに引き込み、昇華した曲だなあと。
RAM-PAM-PAMでも、それぞれの声の特性を活かした歌割りだと思ったけど、Imitation Rainはまた違った形で発揮されていて、一体彼らはどこまで自覚的なんだろうか…。
想像だけど、SixTONES本人たちが自覚している部分と、創作してくださるクリエイターたちから呼び起こされるSixTONESのポテンシャルとの化学反応でSixTONESは面白くなってる。
野性的なセンスと洗練されたスキル。
まだまだ持ってるでしょ。
そう思わせてくれるところが、SixTONESのSixTONESたる所以だなと。
正直なところ、今日の放送ではまだパフォーマンス慣れしていない部分も感じられたけれど、Imitation Rainという曲に関しては、これまでのYOSHIKI御大の手掛ける美しい曲同様、色褪せない普遍的な美しさのある曲なので、きっとこれからずっとずっと歌っていける曲に違いない、と迷いもなく思いました。
デビューにおける、目前に広がる未来や、意気込みという、瞬発的な攻撃力ではなく、ずっとずっと磨き続けられる持続性の高い曲であるところも、デビュー曲としてではなくSixTONESにふさわしい曲として、作られた世界のYOSHIKIの視野の広さを見せつけられた気がしました。
瞬発的な攻撃力のデビュー曲は、節目節目で楽しめるし、原点回帰のような意味合いがあるけれど、Imitation Rainは螺旋階段のようにどんどんと表現が登り詰めていくんじゃないかなと期待。
先日のブログにも書いたけど、これはやわな少年じゃ歌えなかった。
繊細で時に衝動的な熱量を持つこの曲を、表現できるSixTONESで良かった。
SixTONESじゃなきゃ成し得ないデビューだ。
これを歌う遠い未来のSixTONESが楽しみだ。
SixTONESのデビューをこうして仕立て上げてくださった全ての大人たちに感謝申し上げます。
デビュー曲が見せてくれる未来がこんなに成熟したものとは!!!!!!
YOSHIKIがSixTONESに楽曲提供するなんて誰が考えた!?
(本日のブログは少々出過ぎた部分がございます)
今週、駆け抜けた天変地異レベルのニュース。
デビュー曲を
提供!!!!!!
なんだそれすぎて、未だに頭が追いつかない。
いや、誰が考えたのそんなこと。
すっっっっっっっっっっげえな。
きっと、SixTONESのファンの中にはYOSHIKIもX JAPANもよくわからない方もいるでしょ?
いるよね。
だって、完全別ジャンルだもん。
だってX JAPANって今年30周年だもん。
X JAPANとしての最後にアルバムが出たのいつか知ってますか?
1996年だよ。
生まれてすらいないSixTONESのメンバーもいるね。
動揺するまま、でもSixTONESのファンの人はこのやばさ分からないかもしれない…伝えなきゃいけない気がする…と、謎の使命感に捉われた、発表後の私のツイート群。
(マジで余計なお世話)
運命共同体(X JAPANのファンの名称)のお姉様方も味方にできうるSixTONESつよーい!バンギャルばんざーーーーーーーい!!!!!!こんなに自分の今まていた世界線と一致するなんてー!幸せー!
— 【党首】 (@lifeinkyomoto) 2019年11月19日
YOSHIKI御大ーーーー!!(きょもなら歌えるよスーパーハイトーン)
みなさん知ってます?X JAPANって、コーチェラ出たり、マディソンスクエアガーデンでワンマンするんですよ。世界中にファンがいて、そういう人が楽曲提供なんです。
— 【党首】 (@lifeinkyomoto) 2019年11月19日
YOSHIKIのこと、格付けに出てくるおやつの人とか、ドラム壊す人のイメージのままの人いたら、このすごさ伝わらないかも知れない。やばい。でもこの凄さを伝える語彙力が私には…ない…SixTONES半端ないって……YOSHIKIに曲もらえるって…こんなこと全く想像すらしてなかったよ…
— 【党首】 (@lifeinkyomoto) 2019年11月19日
YOSHIKIにお仕事を依頼することのやばさって、みなさんの想像を絶するかと思うんですが、YOSHIKI御大の場合は海外のエージェントが絡み、色んな人を通し、かなりかなり大きい話です。ご本人に会うこともままならないような存在です。本当にすごいんです。伝説なので!SixTONES本当にすごいんです。
— 【党首】 (@lifeinkyomoto) 2019年11月19日
YOSHIKIプロデュースが本当にすごすぎて、目眩がするけど、それでもYOSHIKI御大にプロデュースしてもらおうと思わせるSixTONESが凄いし、本当に前代未聞だと思う。簡単にYOSHIKIは動かせるもんじゃない。今までのウブなアイドルじゃYOSHIKIの歌は絶対に歌えない。
— 【党首】 (@lifeinkyomoto) 2019年11月19日
SixTONESすごくすごく好きだけど、本当に良いの!?YOSHIKIが!?って思ってる。YOSHIKIが行動基準になる人が世界中にどれだけ多いか。正直、ジャニオタの比じゃないと思う。敵に回したら怖いけど(笑)味方に出来たら強いよ。
— 【党首】 (@lifeinkyomoto) 2019年11月19日
この連ツイどこまで読んでもらえてるかわからないですが、YOSHIKI御大のタイム感は、自分で主宰したフェスを3日間幕張でやり、その打ち上げをやっと3年後にやるような人です。笑。
— 【党首】 (@lifeinkyomoto) 2019年11月19日
Xの最後のアルバムは1996年リリースです。
Xの最後のシングルは2015年リリースです。
YOSHIKI御大は天皇陛下御即位10年の御祝いの曲も作曲し御前演奏されてます。明言はされてませんが、2020年オリンピックのためにもかなり動かれているかと。YOSHIKI御大のすごさの一端、ご理解いただけますか?止まりません。まだまだあるので。笑。
— 【党首】 (@lifeinkyomoto) 2019年11月19日
そんな方に楽曲提供していただくんです、SixTONES。
正直なところ、あまりにすごい話すぎてあたまがフラフラするんだよ。YOSHIKIまで持ち出されるとちょっともう…広大な宇宙から日本を見てるくらいの規模感というか。これ、SixTONES本人たちもよくわかってないところあるでしょ、とすら言いたい。笑。
— 【党首】 (@lifeinkyomoto) 2019年11月19日
X JAPAN今年30周年なんで!笑
20年バンギャやってきて、それこそ推したちの神みたいな人なのにYOSHIKI御大。ジャニーズ帝国来たら関係ないと思うじゃない、ヴィジュアル村。そしたら、その神が降臨したのジャニーズ帝国に。なんかもう、豊穣の舞とかしとけばええんか?SixTONESってなんなの?夢?これ?え?
— 【党首】 (@lifeinkyomoto) 2019年11月19日
今回の話、滝沢副社長がオファーしたと読んで、っっっはーーーーーー!となった。
流石タッキー!タッキーもヴィジュアル系好きだもんな!(私が青春を捧げたバンドの大ファンなんだって知ってる!仲間!)
もちろんタッキーだけじゃなく、その他大勢の大人たちがこのプロジェクトを推し進めたんだと思うけど、それをさせるSixTONES凄いな、と正直ビビり散らかしてる。
これ、単純に自軍が強いー!とかの話じゃないです。
Twitterでは言葉が足りなくて、正直伝えきれなかったと思う。この辺り。
そもそも、YOSHIKIに楽曲提供してもらうことって、めっちゃくちゃにハードルが高いと思うんです。
これは、YOSHIKIという人物が大変ビッグネームであるということもある。
けど、そもそも納期が守られるか分からなくてヒヤヒヤするに違いない。笑。
ライヴをすれば開演は押すし、ライヴ始まれば楽しくなっちゃって終演押すのが常態化しているし、毎年毎年「今年はX JAPANアルバム出します」って言ってから、何年も経ってる。
タイム感がなんというか日本じゃない。外タレ感覚。
でも、もう運命共同体(X JAPANのファンの名称)の人たちは、「よっちゃん(YOSHIKI御大の愛称)はそういうもんだから」というのが総意(喜怒哀楽全方向があった上での、これ)
まぁそういう人なのでデビュー曲の発注なんて、完全にチャレンジングすぎる。
そうまでして、SixTONESに曲提供してもらいたい、YOSHIKI御大の楽曲をSixTONESがパフォーマンスできるに違いないと自信持てた大人たち、その自信を持たせられるSixTONES、みんなみんなみんなすごい!
しかも、YOSHIKI御大の仕事量ってとんでもないんですよ。
日本にいない、しょっちゅう空の上。
世界中飛び回ってるし、常にオーバーワーク。
超人すぎてビビる。
そもそも色々伝説がありすぎて、バンギャル業20年の私ですら理解が追いつかないです。
ヴィジュアル村の私の推しから見てもYOSHIKIさんって神なんですよ。
まぁ、ヴィジュアル系の始まりのような方なので(この辺は諸説あるのでニュアンスで捉えてください)当たり前。
YOSHIKI御大はそのヴィジュアル系を背負って、VISUAL JAPAN SUMMITなる、古きも新しきも全部全部!のヴィジュアル系てんこもりフェスなども主宰しましたし、その神を担ってるところがあります。
そんな方が、まさかジャニーズのましてやデビュー曲を書くなんてこと、マジでない。
でも、あったーーーーーーーーーー。
大体、曲提供自体がミラクル奇跡。
ヴィジュアル村の人間は、YOSHIKIプロデュースと聴くだけで、なんぞ!?とフットワークが軽くなるんじゃないだろうか。
(なんていうか雑な言い方をすると、みんながみんなYOSHIKIを好きなわけじゃないけど、それでもその動向は追ってしまうみたいなところあると思う。それは推しの神だからっていうこともある)
ヴィジュアル村って言ってるけど、一応そこそこの国家であることは間違いない。
でも、ジャニーズと違って事務所じゃないし、独立色が強いから、例えるなら連合って感じかなあ。
X JAPANのYOSHIKIという概念みたいなものは、ヴィジュアル連合みんな持ってると言っても過言ではないと思う。
YOSHIKI御大もあまりにドラマティックすぎる人生を歩んできていて、そういう人がSixTONESのデビュー曲を手がけるのは面白いなと思った。
本当に先のTwitterでも書いたけど、柔な少年じゃYOSHIKIの曲は表現できなかったと思う。
タッキーをはじめとするSixTONESを取り巻く大人たち、本当にありがとうございます。
そして、YOSHIKI御大、感謝の気持ちを言い表すことが出来ませんが、SixTONESに可能性を感じ、命を削り貴重な時間をSixTONESに捧げてくださりありがとうございます。
YOSHIKIさんがSixTONESを認めてくださったことは、私にとってSixTONESを応援していく上で強烈な自信になりました。
本当にありがとうございます。
SixTONES、YOSHIKI御大に曲を提供していただけるくらい、強靭な力を蓄えてのデビューおめでとうございます。
こんなに面白い目に遭わせてくれてありがとうございます。
自分の生きてきた道がこんな風に繋がるなんて思ってなかった。
めちゃめちゃ楽しみにしています。
X!!!!!!
最後に
YOSHIKIメロディってどんなだろうと思ってるSixTONESのファンの皆さんへ。私が独断と偏見で選ぶ、基本のきすぎるYOSHIKIメロディ①
— 【党首】 (@lifeinkyomoto) 2019年11月19日
Forever Love (From The Last Live) https://t.co/jQCR3wb2mK @YouTubeより
YOSHIKIメロディってどんなだろうと思ってるSixTONESファンの皆さんへ。その②
— 【党首】 (@lifeinkyomoto) 2019年11月19日
X Japan Rusty Nail from "The Last Live" HD https://t.co/8gm6wubsrq @YouTubeより
YOSHIKIメロディってどんなだろうと思ってるSixTONESファンの皆さんへその③
— 【党首】 (@lifeinkyomoto) 2019年11月19日
Endless Rain (From The Last Live) https://t.co/jpHwkIJHbi @YouTubeより
YOSHIKIのすごさがよくわからないと思ってるSixTONESのファンのみなさんへ
— 【党首】 (@lifeinkyomoto) 2019年11月19日
X Japan World Tour Volume I https://t.co/G8foSdhJvN @YouTubeより
X!って飛ぶやつです(今日SixTONESのストーリーズでもX🙅🏻♀️!ってやってましたね?あれです)
— 【党首】 (@lifeinkyomoto) 2019年11月19日
X JAPAN - X (Tokyo Dome 1992.01.06) https://t.co/1msSaanHU1 @YouTubeより
Imitation Rain / SixTONES
https://www.sixtones.jp/discography/001
ジャニーズなのに、ジャニーズにしては、がSixTONESにはもう不要か
前回はいささか自分に焦点を当てすぎた気もするで、今回は「バンギャル20年選手の私を無我夢中にさせたSixTONESの武器」という感じで書いていきます。
前回同様、辛辣な書き方をさせてもらってる部分があるのでジャニーズ愛が止まらない方は控えていただくと良いかと思います。
あと単純に長い。
長い割に色々端折って言葉足らずかもしれないです。
ジャニーズへの偏見
いきなりですけど、ジャニーズへの偏見ってありますよね。
私も偏見を持ってました。
嵐は好感度が高いし(散々言っといてあれですけど嵐のコンサートに行ったことがあります)テレビで見れば面白い。
良質な音楽番組である関ジャムは、スタッフさんが本当に音楽が好きなんだろうと伝わってきますし、バンド界隈と親和性の高い関ジャニ∞。
よくよく考えていくと、嫌いじゃない、むしろ結構好きなのでは?とすら思うけれど、「ジャニーズ」と主語を大きくすると、なんとなくイケてない雰囲気を持っているのが今までの私でした。
単純にファッションオタクの私にはあの衣装を見てもテンションあがらないっていうのも大きいかもしれない。
垢抜けない少年たちが跳んだり跳ねたりして、よくわからない歌詞の歌を、拙い歌唱力で笑顔で歌ってるのが、私のイケてないジャニーズへの偏見でした。
ちゃんと思い返せば、全然そうじゃないことに気付くんですけどね。
実力のある人に対しては、「ジャニーズ」って思ってないかもしれない、と今気付いた(都合がいいね)
偏見はジャニーズだけじゃない
そして、同じような偏見を持たれがちなのが、私の生まれ育ったヴィジュアル村です。
ヴィジュアル系は、非常に定義が曖昧で、バンドごとにカラーも違えば音楽性も違います。
本当に多種多様です。
J-POPよりJ-POPなバンドもあるし、HIPHOP色の強いバンドもある、一般的に想像されるようなようなゴリゴリの轟音で怖い歌詞のバンドもあります。
キラキラ踊るバンドもあるよ!
でも、外から見たら十把一絡げですよね。
お化粧してて、黒づくめの、なんか怖いこと歌いがちな人たちみたいな。
昔は、こんなに様々なスタイルを内包しているのにヴィジュアル系ってだけで偏見を待たれ、嘲笑されたり、軽く見られるのなんて不当だとフラストレーションを感じていました。若いね。
大人になった今は、そうはいっても偏見を払拭するには中まで入ってこないと難しいし、中まで入るには閉鎖的だよなあ…素晴らしい音楽もあるが…まぁ自分が楽しく好きなら良いか、というテンションでした。
偏見を持つこと、持たれること
ふと目線を戻すと、自分のジャニーズに対しての偏見は世間がヴィジュアル系に向るものと似ているのではと気付きました。
ジャニーズも色んな音楽ジャンルがあって、しかもそれがグループ内で色んなことやってたりする。
SixTONESを履修する上でKAT-TUNを避けて通れなかったんですが、なんだこれめちゃくちゃかっこいいな?!
むしろなんで誰も教えてくれなかったのレベルでした。
音楽番組でさわりだけで判断してた、愚かな私よ。
それから外から見た時の閉鎖的なこと。
ジャニーズはメディアに多く出ているし、多くの人が日頃から目にしている、けれど「ファン」になるには非常に参入障壁が高い(ジャニオタ怖い)
(本筋から外れるけどジャニーズばっかりの出演がメディアのゴリ押しとして辟易としてる人もいますよね)
SNSもなければ、MVも見る機会がない。
(この辺はここ最近で一気に変化することになりました)
いわば鎖国状態。ファンのために存在する世界です。
でも、それがジャニーズなんだ、と特段疑問も抱かないし、ファンの方もそれで良いと思っているでしょう。
それから、ヴィジュアル系と共通して比較的女性客が多いこと。ジャニーズの方がこれは強いかなと思います。
これ、ビジネスにおいて女子供の好きなもの的な見方をされると厄介というのが世の常です。
まぁその話はいつか。
ジャニーズもヴィジュアル系も、理解しようにも理解するのが容易ではない。
そんな閉鎖的な空気が、より内部の人たち(=ファン)を熱くさせるのでは、と思っています。
わからない奴は放っておけば良い、わかる人にはわかる、みたいなスタンスってちょっと悦にいっちゃうよね。
ここからが本題
でも、偏見って、時にめちゃくちゃ良い仕事するな、とSixTONESに出会った私は考えます。
ジャニーズに対して穿った見方をしていた私にとって、SixTONESの存在はそれまでの偏見を覆すに相当しました。
・歌上手い
・ダンスが本気
・幼くない
・拙くない
・闘志がすごい
・非常にクレバー
ざっと書くとこんな感じでしょうか。
最初こそ、上記項目の頭に「ジャニーズの割には…」をつけてSixTONESを見てました。
でも、よくよく見て行くと、その枕詞が不要だと感じました。
ジャニーズであろうがなかろうが、めちゃくちゃかっこいい。
でも、ジャニーズじゃなかったらここまでの衝撃じゃないと思う。
つまり、SixTONESはジャニーズへの偏見を武器にし、また出会ってしまった人の偏見が大きければ大きいほど攻撃力が高まっていると言えます。
おかげでこっちはズタボロよ。
これは完全にジャニーズ帝国外からの見え方だし、これにとどまらないSixTONESの武器も沢山あるけれど。
ありすぎて困るよね。
一般受けってなんだろう
ちょっと面白いのが、ジャニオタさんの中では?「SixTONESは一般受けしない」と、言われてるとか言われてないとか。
(まことしやかにTLなどで伝聞形式で見るだけなので曲がって捉えてたらすみません)
多分それ、一般じゃないかもしれない。
むしろ、一般は「ジャニーズらしさ」お腹いっぱいかもしれないです。
言うほどジャニーズのこと分かってもいないくせに言うなって怒られそうだけど。
まぁ、私も自分を一般層であるなんて言えないけど(よく個性的だねって言われるし)ジャニーズを毛嫌いしてた私に、こんなにジャニーズが刺さる日が来るなんて思わなかったです。
ジャニーズ特有の少年讃歌
前回のブログから書いているので、こいつどんだけ言うんだと思われそうですが、私とにかく未熟だとか幼いだとかが苦手です。
幼さに全く惹かれない。
ジャニーズは少年性を尊ぶ文化が強いかと思います。
私は根っからのオタク気質なのでSixTONESにハマってから、ちゃんと履修しようと思い、遡れるだけ遡りました。
でも、若かりし頃のSixTONESを見ても、当時彼らを見ても好きにはならなかっただろうなと思います。
今の年齢で見てるからと言うのもあるかもしれないですが、少年じゃん…って思うし、ちょっと恥ずかしくて見てられないって思ってしまいました。
これは好みの話なので、幼い頃から応援してる方々をどうこう言うつもりじゃないことをご理解ください。
SixTONESの少年時代と思うから見られるけど、今テレビで何の前情報もなしに見たとしても、またジャニーズの子供たちか…くらいの貧相な感想しか抱けないと思いました。笑。
これは別に当時の彼らがダメとかではなく、単純に私が成年以上の垢抜けた人が好きだから。
(とか言いながら、自担のことを赤ちゃんとか言いはじめるのである)
だから、あんまりインディーズの頃からとか支えられないので、もっと早く出会えたらと思ってみるタイプ。
SixTONESもせめて1年前に出会っていたかった。
それでもSixTONESはジャニーズである
中村勘三郎さんが「型を身に付けねば型破りにはなれない 」とおっしゃっていて、私はこの言葉が好きなんだけど、SixTONESはジャニーズの型を身に付けた上で、型破りをやってる。ただの破天荒じゃない。伝統への敬意を持ち、自分たちのやるべきこと、あるべき姿を見てるから強いんだと思う。
— ☔️🔥京本の生活が第一🗞📰 (@lifeinkyomoto) 2019年9月30日
ジャニーズ帝国の外のヴィジュアル村で草を食んでた私は、ある日破天荒な傾奇者たちが開けた城壁の穴から覗いてしまったんですよね…帝国の内側をね…
Hanakoのインタビュー読んでそんなことを思ったんだなあ。
私、きちんと基礎を身につけた上で、それを壊したり、逆転の発想で新しいものを考えたり、そういうサプライズ性、意外性、そういう在り方をしているものがとても好きだから、SixTONESを知れば知るほど、納得できる。
これはHanakoのテキストを読んだ後の私のツイート。
ジャニーズに偏見を抱いていた私は、その偏見を軽やかに乗り越えてきたSixTONESを通して、ジャニーズの本質を知ることになります。
とはいえ、そんな辿り着けていないと思うけど。
上記ツイートの通りなんだけど、彼らがジャニーズの伝統を重んじていることは、端々から感じています。
その上で取捨選択をし、ジャニーズ帝国の領域を広げるべく、ジャニーズらしくないこと、前代未聞を掲げてるんじゃないかなと思います。
きっと、ジャニーズには沢山のイズムがあり、色々な側面からそれを継承するタレントがいて、様々な場面で頑張っている人がいるんだと思います。
SixTONESだけがそれを担ってるなんて思ってなくて、きっとそれぞれ思いもよらぬ角度でジャニーズと出会う人たちがいるんだと思うとワクワクしますね。
それにしてもSixTONESは戦闘力高めだと思うけど。笑。
私はSixTONESに出会い、ジャニーズを知ることとなりました。
他のグループまでわからないけど、ジャニーズへの見方が変わりました(相変わらず苦手な部分はあるけれど)
(TravisJapanかっこいいと思ってます!職人集団!)
伝統ってそうやって知られていくものなのかな。
それこそ、中村勘三郎さんは新しい歌舞伎をどんどん発明してらっしゃったなあ。
長くなったけど終わりの言葉
掲題のとおり、ジャニーズなのに、ジャニーズにしては、がSixTONESにはもう不要かどうかと問われたら、まだまだ必要な未開拓地がある故に必要だ、と答えたい。
SixTONESの痛みを伴わない柔らかで情熱的で刺激的な侵攻はまだまだ続く!!!!!!
バンギャル20年選手がSixTONESにハマった話 Episode-1
掲題の件、下記にて綴らせていただきます。
これは長年ヴィジュアル村に身を沈めてきた私が、ある日高く築かれた壁の隙間からジャニーズ帝国を覗き込んでしまったことにより「ファンであること」を見つめ直したお話です。
文中、辛辣な表現がありますので、生粋のジャニオタさんには不快な場合があります。
あれは7月の終わり
FNSがきっかけで、でも何故私がわざわざその日「京本大我」をTwitterで検索してしまったのか、ひどくもやもやしていて覚えてない。
なんならリアルタイムで見てもいなかったのに。
本当に何気なくだったんだと思う。
でも、どこかで「あんまり深入りするとやばそうだ」という野性の勘が、頭の後ろの方を引っ張っていた感覚がある。
SixTONESは友達が好きって言ってたグループくらいの認識だったので顔も何もわからず、先に京本大我の歌う「愛を感じて」を見て、ジャニーズにこんなに歌える子いるんだ…あとお顔が…良い(自他共に認める私が絶対好きな顔)
でもさ、ゆーて、ジャニーズなんでしょ…?グループの方はどうなのよ…ってJAPONICA STYLEのパフォーマンス見たら、あれ?そういう感じ?曲も良くない?拙さとかないね…?
あ、髙地くんいる?あ!このグループ、去年駅にいっぱい貼ってあったな!へーーー。
そういえば真ん中の金髪の子、顔が綺麗って思ってたな…(自他共に認める私が絶対に好きな顔なので)
それから、前述のSixTONESを好きな友達に、良いグループだね!と連絡したら、YouTubeも見て!って言われて、いやこれは見たらいけないのでは…?と思いながら見たら………純粋に面白かった。
その頃最新であがっていた10万円旅からまず見た。
京本大我とスク革でお馴染みの髙地優吾しかわからなかったけど、それでも見ていくうちに名前と顔を覚え、見続けていくことでそれぞれのキャラクターを理解し…と面白さは膨れ上がっていった。
2日くらいで一気に全部見たと思う。
なお、はじめの頃、何故か松村北斗が覚えられず、北村北斗?いやそんな北ばっかりのことある?って一人でこんがらがってたの、良い思い出。
そして陥落
FNSでの出会いから1週間で、認めたくなかったけど完全に陥落した心地だった。
YTFFのパフォーマンスを見て、バッチバチの戦意を感じた。
ダンスってこんなにかっこいいんだ…。
何より京本大我!そのヴィジュアルは最強だ!!!!!!
と、もうこれは無理だな逃げられないなって思った。
SixTONES @ YouTube FanFest Music JAPAN 2018 | 「JAPONICA STYLE」「IN THE STORM」「Amazing!!!!!!」
ここから少し私の話にお付き合いください
タイトルの通り、私は20年近くいわゆるバンギャルをやってる。
ずーーーーーーっと同じ人を応援していて、周りからは「本当にずっと好きなんだろうね」って言われていた。
興味の範囲は幅広いけど、掛け持ちとか器用なことが出来るタイプではないから、(こういう言い方はしっくり来ないんだけど)いわゆる一途に一本でやってきた。
私も、これ以上他に好きなバンドに出会うこともないだろうなあ…きっとずっと好きなんだろうなあって、ゆったりと思っていた。
だけれど、(ここはあまり深く言及するつもりはないんだけど)そんな本命に対して少しずつテンションが下がっていた。
人っていうより全体的に。
でもそれは長く応援してきたが故の低迷だと思っていたし、そういう時も今までには何度もあった。
そんな時は、頑張らずに距離を取ったりして、また楽しく激しく応援できる時が来てのゆったりとした繰り返しだったと思う。
(今は決定的に※上がるという感覚もないし、ただただすーっと身体から抜け落ちていくような感覚に近い)
※上がる=バンギャル界では応援することをやめるのを、上がるって言う。ジャニーズと逆ですね。
そこで飛び出したるはSixTONES
小学生の頃は通過儀礼的にジャニーズが好きだった。
黄金時代と呼ばれる時期だった。
その後、L'Arc〜en〜Cielに出会ってからは、アイドルには見向きもしなかった。
プロフェッショナルの仕事が好き、アーティストが好きという嗜好になっていったから、ジャニーズの持つ少年性や若さ故の拙さには興味がわかなかった。
演奏も生演奏が良いし、歌もちゃんと歌いなよって思ってた。
テレビはジャニーズをゴリ押し。
新曲を出してもいないのに毎週何故出てるのか?もっと他に出すべきアーティストがいるのでは、と薄い遣る瀬無さで捉えていた。
嫌いでもないけど、一大国家故に理解できないこともあるというスタンス。
ジャニーズに穿った見方をする私に、SixTONESは完成されたパフォーマンスを見せつけてきた。
私の思うジャニーズらしさである少年性や拙さの一切ない確固たる意志のあるパフォーマンスだった。
そして、YouTubeにあげられている動画の端々から感じられる野心が、私には眩しかった。
SixTONESに見た目的意識
ちょっと脇道にそれて、少し自己啓発的な話になるけれど、生きていくにおいて目的意識は大事だ。
何のために?何をしたいのか?それによって何を得たいのか?
SixTONESにはそれが感じられた。
私がジャニーズに感じていた、パフォーマンスがパーフェクトでなくても、可愛らしい顔でニコニコして、少し歌が下手だって、そんな可愛い俺を見てね!キャーーーーー!みたいな甘えが一切なかった。
(かなり嫌味な言い方をしてるのは承知しています。特定の誰かの話ではなく、ざっくりとした印象として)
(今ではSixTONESを通してジャニーズがそういう集団ではないことも理解した)
彼らが覚悟と目的意識を持ってステージに立ち、SixTONESとしての自我が確立されていることは、パフォーマンスが雄弁に語っていた。
そして、臆することなく言語化していることも頼もしいと感じた。
こういう人たちの抱く野心を実現するため、支えるため、それを喜ぶために「応援する」という行動を取るんだ、と、ここ10年ほど忘れていた感覚が蘇り、これこそが楽しかったんだ…と思い起こさせるのに十分だった。
応援するにも目的意識が大事だった、私にとって。
混乱と考察と反響
しかしながら、もう自分の一部と化していた本命への冷めることのないと思っていたほとぼりが、SixTONESの登場により冷めていくことについていけなかった。
混乱していた。
考えろ、考えるんだ、何故だ。
ここまで来てジャニーズ?嘘だろ?
考えて考えて、理解できた時に、もう降伏だ、と思った。
それから周りに、SixTONESっていうジャニーズのグループが好きになった。本命にはもうあまり行かないかもしれないと報告したら、バンギャル仲間に留まらず各方面の友人からものすごい反響だった。
なんで?
大丈夫?
なにがあったの?
繋がった?
ジャニーズって!
あんなに好きだったのに?
その想像を超える反応に、今まで自分が積み重ねてきた「絶対的なファン」を見た。笑。
そうだよね、わかる。
全部にひとつひとつ丁寧に経緯を説明すると、みんな
なるほどね…
それは仕方ないわ…
おめぇは何も変わってないな…
安心した!
筋が通ってるわ!
と、納得してくれた。
その節は心配かけてごめんね。
ちなみに、この説明会は「この子が好きなんでしょ?」と百発百中で京本大我を当てられるまでがセット。
ブレないよねぇ、私。
そんな訳で、私はSixTONESをこれから応援することにした。
することにした、ってさも自分の意思のように書いたけど、巻き込まれたに近い。
一生応援する!の"一生"はその気持ちを抱いた瞬間が尊い。
本当に一生、なんてことは誰でも言い切れない。
でも、そう思えた瞬間にこそ一生が存在すると考えていた。
それでも、慢心していた私は、一生応援するのかなあとぼんやり思っていた。
でも、今の私はやっぱりそれがさらさらと零れ落ちることを知った。
だから、いつか終わる時が来ることも知りながら、今を楽しんで応援することを、一生辞めない。
そう決めた。
なんて長いEpisode-1だろう。
私がその後何を感じ何をしたかはまた次回。