Have been SixTONESED by SixTONES

推しとか本命とか担当とか、そんなんじゃ言い表せない

【永遠の新規の追体験】RIDE ON TIME/SixTONES-vol.1を見て

RIDE ON TIME/SixTONESの第一回目を見ました。

夜にはらじらーでImitation RainがO.Aされ、心を揺さぶられてしまうので、今のうちに思ったことを残しておこうと思います。

 

 

私は元来仕事が大好きな人間なので、様々なプロフェッショナルの仕事の流儀(丸かぶりやないかい)を知ることで、自分の仕事の向き合い方を省みることが好きです。

何故、仕事が好きかというと、それまで自分の得てきた知見を発揮し、実を結ぶということに達成感を感じるし、その中で新しいことを学ぶことも好きだし、そうして生きてきて実感してきたもの、学んできたことが仕事を通して年々答え合わせするようにハマっていくことで、自分って最高だなと思えるからです。笑。

こう思えるまでに色々なことをやってきたし、色々な思いをしてきましたし、当たり前に未熟ですが。

自分語りが長くなりましたが、それ故に仕事人に触れるのが好きなので、RIDE ON TIMEを見るのを楽しみにしていました。

 

 

RIDE ON TIMEの放送が決まった時、

・しんどいから見るのを躊躇う

・アイドルはキラキラしたところだけ見せてくれればよい

・好きな人の苦しむ姿は見たくない

・気持ちの良いところだけを摂取したい

・苦労しているところはアイドルとして見せるべきではない

というつぶやきを比較的多く見かけた時に、なるほどなあと感じました。

 

アイドルと無縁だった私には確固たるアイドル観がないんだなぁと思いました。

アイドルなのだからこうすべきだ、こうあるべきだ、という枠組みがないので、未だにSixTONESをアイドル、として捉えることが出来ないでいます。

アイドルとは、強いて言うならば、【笑顔で人をエンパワメントする存在】くらいの認識です。

日頃から、SixTONESのプロフェッショナルとしての姿勢を尊敬していたので、そこにフォーカスされるであろうRIDE ON TIMEから、またSixTONESへの理解を深められることが楽しみでした。

 

 

そして、見た後まっさきに感じたのは、仕事云々ではなく、デビューまでの道のりを追体験でしか感じられない悔しさでした。

おそらく、春のツアーのムードは期待が膨らむ一方、重圧も積載された危なげな気球のようだったのでは、と想像します。

追体験だから、想像するしかないのです。

これから続いていくであろうSixTONESの歴史においても、2019年の8月までの時期は独特であったんだろうと思います。

圧倒的現場主義、経験価値に重きを置く私にとって、この時期のSixTONESを知らないということは、おそらくずっと劣等感に近い悔しさとして残り続けるであろうと思いました。

 

わかってるんです。

全てはタイミングである。

きっと2019年のはじめにSixTONESを見ても、引っかからなかったかもしれない。

出会うべきタイミングで出会って、今に至ることは分かっているし、こうして番組を通して追体験出来るだけでも有り難い。

それでも、その当時の自分の実感と照らし合わせて、この番組と向き合えたらな、と思わずにはいられませんでした。

全ては今起きていることが全てだから、こういう悔しさも抱きしめて、これからもSixTONESを応援します。

ちょっとくらいの苦味がないとね。

 

 

そんな悔恨はそこそこにしておきます。

短い番組時間でも、SixTONESの在り方は理想的だと納得するには十分でした。

一人一人の能力が発揮される仕事、役回りを大事にした上でSixTONESというグループがあり、個人種目で1位を獲り、個人の夢を叶えるために、グループが妨げにならないよう配慮しながら、6人で旅をする。

帰る場所はSixTONESであり、チャンピオンが6人集結するSixTONESは最強である一方で、心休まる場所としても機能するSixTONES

それを6人が共通認識として理解し合うことで、一人で仕事が出来、仲間の仕事を讃え、SixTONESして発揮する。

めちゃくちゃ羨ましいなと思いました。

この、【SixTONES】としての自覚が、アイドルであること、ジャニーズであることではなく、【6人であること】なのが。

そんな風に思い合えるチームって良いなあ。

答えづらそうな問いにご飯をかき集める手が止まらない北斗を助けるかのように居直って引き取る慎太郎、背中を向けながらも寄り添う髙地、全部受け止めてそれで良いんだよって今を肯定するジェシー

あのシーンに、それが詰まっていて、こうやってお互いを支え合いながら、確かめ合いながら前に進んできたんだなと思うと、これからもそうやって歩んでいってほしいなと思います。

 

 

もうひとつ番組中、京本大我くんの発言が揺らいでいたのが印象的でした。

比較的、インタビューの時期が前後しているだろうけれど。

この6人であることの重要性

この6人の今が尊い

この先変わってしまい壊れていくことへの不安

それでも高みを目指したい気持ち

全部あり得るだろう気持ちです。

デビューが大きな目標とされているジャニーズにおいて、デビューしたくない、今の6人でありたいって気持ちを吐露したところに、彼の真面目さを見ました。

 

 

SixTONESは自覚的で主体的なグループだと思うけど、それでもジャニーズ事務所という大きな渦の中にいることは間違いない。

それによって様々な思いを抱えて生きてきたのだと思います。

その経験から学び、導き出された覚悟が20代のそれじゃない。

早熟なその自我に至るまでを思うと、尊敬の念が生まれます。

 

 

高低差や重量差はあれど、等しく仕事をし、日々を生きる生活者であると、良し悪し、正誤と簡単に割り切れることの方が少なく、あちらを立てればこちらが立たず、と調整し、寄せては返す波のように思考は止まることを知りません。

そんな中でも決断を下す時は来るし、その選択が正しかったのか判断できないこともある。

それでも、前に進むために、その決断を正しいものにするために、日々は続いていくし、そうして連綿と続く、いつかは終わる日々をいかに意味あるものにするか、が私にとって生きることです。今のところは。

本当のところどうだったのかなんて、これから何があるか分からないから、現世に別れを告げてからあの世で考えるけど、その時に何か遺せていたら良いなと思います。

 

 

変なところに着地したけど、こうやって生きていくために、自分の力だけじゃ当然やっていけない。

そんな時に、アイドルという存在は、糧になるし、道標になるし、黙って隣に座っていてくれるようなものなんだろうな。

彼らが‪葛藤の元に輝いてる姿を見ると、自分も頑張ろうって思います。

 

SixTONESの旅はまだまだ続くし、色んなことが起こるんだろうな。

大我くんが、色々迷った時もあったけどデビューする選択のSixTONESについてきて良かった、って選択を愛せるような旅が続いていくことを願って止みません。

そして、そんな旅路に楽しく帯同できたら良いな。

これからも沢山迷って、悩んで、苦しんで、どんどん磨かれていってほしいな。