拝啓
この度はお誕生日おめでとうございます。
25歳、四半世紀、という否が応でも区切りを意識する年齢を迎えた貴方へ、心よりお祝い申し上げます。
私が貴方に出会ったのは、今年の夏でした。
なんとはなしに出会いました。
力強く、目を輝かせ、歌う貴方から、私は何故か目を離すことができませんでした。
………いや、何故かってことはないです。
正直に言います。
顔がめちゃくちゃ好きです。
私の友達100人に聞けば、ど真ん中だねと言われるくらい、好きな顔です。
ありがとうございます。
気がつけば【京本大我】について調べる夏が始まりました。
YouTubeもすぐに全て見ました。
貴方に出会ってすぐに旅をした異国の地でもYouTubeを見ました。
はじめは、貴方しか目に入りませんでした。
じきに、貴方の乗っているSixTONESという船がとても素晴らしい船なことに気が付きました。
貴方を通してSixTONESを見て、SixTONESを通して貴方を見る、そんな風に一層また一層と深く理解を深めていき、いつしか京本大我およびSixTONESは私の大事なものになりました。
初めは、表層的な部分がきっかけとなり、次に歌い踊る貴方の姿に心を奪われ、その肉体を動かす心に興味が湧きました。
貴方を生かすものは?貴方の大切にしているものは?貴方を奮い立たせるものは?
表現者としての貴方が何で出来ているのか知りたくて、少しでも理解したくて、貴方の敬愛するMr.Childrenの詩集も購入しました。
まだ勉強中です。
貴方を構成するものについて学ぶことで、貴方の想う表現へ少しでも理解を深められたらなと思っています。
貴方が折に触れて仕事を語る時、その真摯な姿勢に、こちらの居住まいを正す心待ちになります。
いったい貴方にはどれだけの世界が見えているのだろう。
貴方よりもいくらか歳を重ねて生きているのに、学ぶことが多く、もっと貴方のファンとしてふさわしくなければ、と奮い立つことがあります。
そうやって、己をも高めていけることこそが、ファンであることの醍醐味なのかもしれません。
貴方が自己実現のために苦しみ、もがく姿はきっと美しいのでしょう。
今の貴方が放出している輝きは、鍛錬の証なのでしょう。
そして、貴方はこれからも歩みを止めず、自分を追い込み、迷いながら、輝きを増すのでしょう。
私は、ただ応援することしか出来ません。
でも、応援できることが誉れであり、これから先、強く輝く貴方の姿を出来る限り見ていたいと願うばかりです。
貴方の強く澄み渡る声、屈託なく笑う顔、意志の通った指先、しなやかに揺れる身体、自分のやるべきことを見据える瞳…言葉を連ねようと思えば、いくらでも連ねることが出来るけれど、言葉になりきれない中空を漂う想いも、全てお見舞いしてやります。
御覚悟!
大好きな人が苦しむ姿は見たくないのが世の常ですが、貴方は敢えて茨の道を選び、楽な道ではなく、苦しい道を歩むのでしょう。
その先に、少し広くなった道や、見通しの良い景色が待っていることは、少なからず人生らしきものを生きてきた私も知っています。
苦しむことは悪ではなく、糧である。
そう言えるような道を、貴方が進めますように。
どうか健やかに病んでください。
どうか健やかに闇に心を寄せてください。
……でも、
どうか健やかに笑っていてください。
どうか健やかに高らかに歌ってください。
貴方の見る世界がこれからも闇を潜り抜けながら、鮮烈に光り輝き、貴方が世界を照らしますように。
これからも貴方の魅せてくれるものを楽しみに、日々鍛錬し、心いっぱいに享受できるよう励みます。
ファンの言葉が呪いになってはいけないけれど、願わくばSixTONESの中で甘やかされながら、鼓舞する存在として、それでもやっぱり可愛いきょもとしてずっと笑っていてください。
また会える日まで。
改めて、お誕生日おめでとうございます。
敬具
令和元年12月3日
京本の生活が第一
京本大我様